投資信託とETF、積み立てで選ぶならどちらか|6年間つみたてた私の結論

積み立て投資信託とETFを比較検討するイメージ NISA

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「投資信託とETFってどう違うの?積み立てならどっちを選べばいい?」

投資を始めようとすると、必ず一度はぶつかる疑問です。ネットで調べると「コストはETFが有利」「でも自動積み立てなら投資信託」と情報が交錯して、かえって迷ってしまう方も多いと思います。

私は2020年からインデックス投資を始めて6年が経ちます。その間ずっと投資信託(eMAXIS Slim)で積み立てを続けてきました。ETFも真剣に検討しましたが、最終的に投資信託を選んだ理由と判断軸を、実体験をもとにそのままお伝えします。

この記事の結論
  • 毎月自動で積み立てたい → 投資信託一択
    (クレカ積み立て・ほったらかし対応)
  • コスト最優先・手動注文でもOK → ETFを検討する価値あり(VTIは信託報酬0.03%)
  • 私は6年間ずっと投資信託。理由は「何もしなくても積み立てが続く」これだけです。
📌 この記事の対象読者
  • 投資信託とETFの違いをざっくり理解したい方
  • 新NISAの積立投資枠・成長投資枠でどちらを買うか迷っている方
  • 「コスト重視でETFの方がいいの?」と気になっている方

①投資信託とETFの基本的な違い

まず両者の違いを表でまとめます。どちらが有利かは項目によって異なるので、自分の使い方と照らし合わせて読んでみてください。

項目投資信託ETF
取引価格1日1回(基準価額)リアルタイム(市場価格)
購入方法証券会社に注文するだけ取引所で株のように売買
自動積み立て◎ 対応(毎月自動)× 非対応(毎回手動注文)
クレカ積み立て◎ 対応(楽天カード等)× 非対応
少額購入◎ 100円〜△ 1口単位(数千〜数万円)
信託報酬○ 年率0.05〜0.1%(主要インデックス投信)◎ 年率0.03〜0.07%(海外ETF)
分配金再投資◎ 内部で自動再投資(課税なし)× 手動(税引き後)
💡 表の見方

◎はその項目で優位な方です。自動積み立て・クレカ還元・少額投資・分配金再投資は投資信託が有利。コスト(信託報酬)はETFが有利。どちらを重視するかで選択が変わります。

②積み立てで使うときの実務上の違い

比較表の中で、積み立て目的で特に重要な3点を詳しく解説します。

自動積み立て

投資信託は「毎月〇日に〇円積み立て」と一度設定すれば、あとは何もしなくても自動で買い付けが続きます。ETFは取引所で売買するため、毎月自分で注文を入れる必要があります。

「忘れずに毎月手動で注文できる自信がある」なら問題ありませんが、仕事や育児で忙しい時期に注文を忘れてしまうリスクを考えると、投資信託の自動積み立ては大きなアドバンテージです。

クレカ積み立て・ポイント還元

楽天証券では楽天カードで投資信託を月10万円まで積み立てると、カード種別に応じたポイントが還元されます。私は使用カードを段階的に変えており、還元ポイントも増えてきました。

  • 楽天カード(2022年1月〜2024年6月):還元率1.0%→0.2%→0.5%と変遷。月5万円上限で合計8,150pt獲得(2022/1〜8月:月500pt → 2022/9〜2023/5月:月100pt → 2023/6〜2024/6月:月250pt)
  • 楽天プレミアムカード(2024年7月〜2025年11月):還元率0.75%。楽天証券の月10万円対応は2024年10月から。合計11,625pt獲得(2024/7〜9月:月5万円×0.75%=375pt → 2024/10〜2025/11月:月10万円×0.75%=750pt)
  • 楽天ブラックカード(2025年12月〜):月10万円×2.0%=月2,000pt。5ヶ月で合計10,000pt獲得

※クレカ積立上限が月5万円だった時代(〜2024年9月)は楽天キャッシュ積立と併用して月10万円を維持していました。楽天証券での月10万円クレカ積立対応は2024年10月からです。

クレカ積立ポイントの累計は約29,775ptになりました(楽天カード8,150pt+プレミアム11,625pt+ブラック10,000pt)。このポイントはそのまま投資信託の購入に使えます。

ETFはクレカ積み立て非対応のため、この還元は受けられません。長期積み立てで見るとポイント分の差は無視できないレベルになります。

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少額購入

投資信託は100円から購入可能です。ETFは1口単位での購入となるため、例えばVTIなら1口あたり数万円程度の資金が必要です。積み立て初期に金額を少額から調整したい場合は投資信託が圧倒的に使いやすいです。

③ETFが有利な場面

📋 ETFを選ぶメリット
  • 信託報酬が極限まで低い:VTI(バンガード全米株式)は年率0.03%。eMAXIS Slim S&P500(0.0814%)と比べても半分以下のコスト
  • 大口の一括投資をする場合:毎月の積み立てではなく、まとまった資金を一度に投資したいケースではコスト差が効いてくる
  • リアルタイムで売買したい場合:相場を見ながら指値・成行で売買できる。投資信託は当日の基準価額で約定するため価格を選べない
  • 特定の海外ETFに投資したい場合:VTI・VOO・QQQなど、日本の投資信託では買えない銘柄に投資できる

ただし、ETFの信託報酬の低さは魅力的ですが、自動積み立てができないことと、クレカ還元が受けられないことを考慮すると、実際のコスト差は見た目ほど大きくないケースもあります。

⚠️ ETFの隠れたデメリット:NISA口座でも税金が引かれる

VTIなど米国ETFの分配金には、NISA口座でも米国で10%の源泉税が引かれます。これは外国税額控除で取り戻せません(NISAは日本での課税がないため控除対象外)。

一方、eMAXIS Slimなどの投資信託は分配金を出さずファンド内部で再投資する仕組みのため、投資家の手元で10%が差し引かれることはありません。NISA口座の非課税メリットをフル活用できる形になります。コスト差以上に、この税金面の差が長期で積み重なります。

④投資信託が有利な場面

📋 投資信託を選ぶメリット
  • 毎月自動積み立てをしたい:設定一度で完全ほったらかし。積み立て忘れのリスクがゼロ
  • クレカ積み立てでポイントを貯めたい:楽天カード・楽天証券の組み合わせで毎月ポイント還元を受けられる
  • 少額から始めたい:100円から購入可能。積み立て金額を細かく調整できる
  • 分配金を自動で再投資したい:投資信託はファンド内部で自動再投資(投資家の手元では課税なし)。複利効果が最大化される
  • 新NISAの積立投資枠を使いたい:積立投資枠で買えるのは投資信託が中心(対象となる国内ETFはごく少数で、VTIなど海外ETFは積立投資枠の対象外)

→ 投資信託を選んだとして、次に迷うのが「S&P500かオルカンか」問題。私の6年間の結論はS&P500かオルカンか迷った私が6年で出した結論にまとめています。

⑤私の結論(実体験)

投資を始めた2020年当時、ETFも真剣に検討しました。VTIの信託報酬の安さは確かに魅力的でした。ただ最終的に投資信託を選んだ理由はシンプルで、「一度設定したら何もしなくていい」という点だけです。

共働きで毎日仕事をしながら、毎月市場をチェックして手動で注文を入れ続ける自信がありませんでした。「積み立てが止まるリスク」を考えると、多少コストが高くても自動化できる方が確実に長続きすると判断しました。

結果として6年間一度も積み立てを止めることなく続けられています。ETFにしていたら途中で面倒になって積み立てを止めていたかもしれません。

コスト差より「続けられるかどうか」の方が、長期積み立てでははるかに重要だと実感しています。年率0.05%程度の差より、1ヶ月積み立てを止める方がずっと大きなロスになります。

私の積み立て実績内容
積み立て年数6年(2020年〜2026年4月)
積み立て総額約760万円(月10万円×76ヶ月)
獲得ポイント累計約29,775pt(楽天カード→プレミアム→ブラックカード、クレカ積立分のみ)
選んだ商品eMAXIS Slim S&P500・eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
信託報酬(2026年4月時点)年率0.0814%(S&P500)・0.05775%(オルカン)いずれも税込
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⑥どちらを選ぶべきかのフローチャート(まとめ)

✅ 自分に合う方を選ぶ判断軸
  • 毎月自動で積み立てたい、ほったらかしにしたい → 投資信託
  • 楽天カードのポイント還元を受けながら積み立てたい → 投資信託
  • 100円など少額から始めたい → 投資信託
  • 新NISAの積立投資枠(年120万円)を使いたい → 投資信託(海外ETFは積立投資枠対象外)
  • コスト最優先・VTIなど海外ETFに投資したい・手動注文でもOK → ETFを検討
  • まとまった資金を一括投資したい → ETFを検討

迷ったら投資信託でOKです。信託報酬の差は年率0.03〜0.05%程度で、100万円投資しても年間300〜500円の差にしかなりません。それより「自動で続けられる仕組み」を作る方が長期的な資産形成に直結します。

→ 私の2026年4月時点の実際の積み立て実績は【2026年4月】投資実績公開で公開しています。

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